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小児歯科

小児歯科では、赤ちゃんが生まれてから永久歯が生え揃うまでの、口腔内の治療や予防を行います。
むし歯や外傷の治療だけでなく、歯磨き指導・食事指導やフッ素塗布も行っています。

乳歯のむし歯でも「そのうち永久歯に生え変わるから」と治療しないでいると、永久歯に悪い影響を及ぼすことがありますので、放置せずに治療を受けるようにしてください。

乳歯の時期は、おやつや甘い飲み物の与え方、歯磨きの方法などに問題があると非常にむし歯になりやすいので、お母様お父様にも虫歯予防に関心を持って頂きたいと考えております。

また、問題の早期発見のため、幼稚園や学校での集団検診だけでなく、半年に1度は歯科医院で検診を受けて頂くことをお勧め致します。

 

なぜ乳歯はむし歯になりやすいのか?

 

子供の虫歯について

虫歯菌が感染する時期

虫歯の原因である虫歯菌(ミュータンス菌)は、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいません。虫歯菌は歯のような硬いところにしか住めないので、歯が生えていなければ生存出来ないのです。

ところが、歯が生え始める生後6ヶ月頃から感染が始まります。特に生後19ヵ月(1歳7ヶ月)から31ヵ月(2歳7ヶ月)までの時期に最も感染し、定着します。この時期は「感染の窓」と呼ばれ、注意が必要とされています。

虫歯菌は主に母親から感染しますが、近年のDNA解析技術の進歩により感染経路がより明らかになってきました。母親以外にも父親、親戚、保育所内での感染も報告されており、子供の育つ環境によって左右されることも明らかにされつつあります。

広島大学が36名の子供に対しておこなった研究では、子供から検出された菌のうち母親由来が51.4%、父親由来が31.4%、その他が18.6%という結果となりました。

乳歯が生えてくる時期で特に感染の危険が高まるのが、生後19ヵ月(1歳7ヶ月)から31ヵ月(2歳7ヶ月)までの「感染の窓」と呼ばれる時期です。この時期は最も注意が必要とされています。

この時期に家庭や歯科医院でしっかり感染予防ができれば、その後は虫歯になりにくくなります。

スウェーデン・イエテボリ大学での研究では、口の中に虫歯菌が大量にある母親(105CFU/ml以上)でも、歯科医院での虫歯治療、歯のクリーニング(PMTC)、フッ素塗布などの適切な処置をおこなうと、子供の虫歯菌の感染率が大幅に下がり、虫歯の有病者率も大幅に下がりました。

とはいうものの、いくら注意していても虫歯菌に感染してしまうケースはよくあるので、歯科医院でのフッ素塗布は検診も兼ね行っていきましょう。

 

むし歯の予防処置

当院では以下の予防処置も行っています。

フッ素の塗布

フッ素には歯の質を強くしたり、むし歯菌の働きを抑える効果があります。
フッ素を定期的に歯の表面に塗布する事で、むし歯になりにくい歯を育てていきます。

シーラント処置

歯には複雑で細かい溝があり、特に奥歯は歯みがきをしても汚れを完全に取り除くのが困難です。
そこで、溝の中にむし歯菌が入り込まないように、溝の部分をプラスチックで塞いで虫歯予防をします。

 

妊婦歯科健診

妊産婦の方の歯科検診・治療について

女性の一生の中で妊娠期は女性ホルモンの影響により、う蝕(虫歯)をはじめ口腔内にトラブルを起こしやすい時期です。
ご自身の口腔内疾患に加え、歯周病菌・菌産生の炎症物質は、早産・低体重児出産の危険リスクとなり、う蝕菌は母子感染により生まれてくるお子さんのう蝕罹患リスクを高めることとなります。

 

本来、妊娠以前より予防・治療はしておくべきであり、妊娠中の口腔疾患の多くは、きちんとした口腔管理が出来ていれば悪化することはありません。「子を産めば歯を失う」とか、「妊娠・出産時にカルシウムが多く必要で歯が弱くなった」という伝説的な話がありますが、それは単なる口腔内の手入れの怠りの言い訳でしかないのです。妊娠を期に、検診を積極的に受け、う蝕・歯周病などの疾患の有無と同時に予防の正しい知識と方法も、生まれてくるお子さんのためにも身につけていきましょう。

 

<妊娠時に発現しやすい口腔内疾患>

① う蝕(虫歯)

発症のメカニズムは基本的に変化しませんが、生理的変化・生活習慣の変化に伴い口腔環境が悪化し、う蝕の発症と進行を促進してしまいます。
1.内分泌機能の変化   → 唾液に粘りがでたり、口腔内が酸性に傾く
2.ビタミン新陳代謝障害 → う蝕防止作用の低下
3.食事・間食回数増加、つわりによる口腔清掃不良 → プラーク停滞、細菌増殖

う蝕原性菌の母子感染
生まれたばかりの赤ちゃんの口腔内にはう蝕原性菌(mutans streptococci:MS菌)は存在しません。小児う蝕の始まりは、母親からの乳児への唾液を介して伝播することが一番多いので、「母子伝播」・「母子感染」といわれます。
特に食べ物をあらかじめ噛んで子供に与える「噛み与え」やスプーンやお箸を親子で共有する行為によって伝播します。母親がう蝕原因菌を多く持っていれば、赤ちゃんに感染する確率・感染する菌数が多くなる可能性が高くなります。

MS菌は生後19週~31週で定着しますが、特に2歳前に感染すると、う蝕発症リスクは高くなってしまいます。

 

②妊娠性歯肉炎・歯周炎
女性ホルモン分泌量増加 → 歯肉溝の歯周病菌増殖
              血管の透過性亢進作用による歯肉の腫脹
              細胞性免疫応答抑制による炎症性細胞増加

歯肉炎・歯周炎が発症、進行しやすい口腔内環境に加え、食事・間食回数増加と、つわりのための口腔 清掃不良の状態が重なり、目に見える症状として、次のものが挙げられます。
・歯と歯の間の歯肉の浮腫、増殖がみられる
・歯肉から出血しやすくなる

 

③智歯周囲炎
親知らずが完全にはえず、一部でも歯肉に覆われた状態のもと、清掃不良によっておきる歯肉周囲の急性炎症です。

 

④口臭
口臭が増加する環境は以下のことが考えられる。
・つわりによる口腔清掃不良、歯周炎増悪に伴っての細菌由来の口臭
・つわりで頻回な嘔吐のための胃酸逆流のための口臭 

 
⑤口内炎
原因は未だ完全には解明されていません。
しかし、自己免疫、ウイルス感染、ビタミン不足、ストレス、胃腸障害などの説があります。
口腔清掃不良、内分泌機能の変化、栄養バランスのくずれから口内炎は生じやすく、治りにくくなります。

 

<歯科用局所麻酔剤>
妊娠中の浸潤麻酔や外科処置は最小限にとどめたいものです。
ただ、急性症状で重症化を招く場合、処置を行う上で、局所麻酔使用が必要となる場合があります。
歯科領域で使用される局所麻酔薬(キシロカイン)は通常の使用量で催奇形性が認められるものはなく安全に使用できます。(この局所麻酔薬は、無痛分娩にも用いられています。

いずれにせよ安定期に入りましたら定期的な検診を行うことをおすすめ致します。

 

歯の交換と予防のポイント

1歳半までは、哺乳ビンムシ歯に特に注意してください。

子どもを寝かしつける時に哺乳ビンにミルクやスポーツドリンク、乳酸菌飲料、ジュースなどを入れて飲ませると、そのままでは、寝ている時は唾液があまり出なくなりますので、乳歯の前歯がボロボロになってしまう様にムシ歯が出来ます。これが哺乳ビンムシ歯です。

 

生後19~36ヶ月は最もムシ歯菌が住み着きやすい時期です。

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌はいませんが、乳歯が生えてくると、生後19~36ヶ月の期間に虫歯菌が家族内、特にお母さんからの感染が多いことが解かってきました。
まず家族みんなが虫歯のない清潔な口を保つことが重要です。虫歯菌(特にミュータンスレンサ球菌)は糖分を多く取ると他の細菌よりも歯に付着しやすくなりますので、この時期には特に甘いもの(飴や飲み物など)をだらだらと長い時間与えることはやめてください。
ミュータンスレンサ球菌が多く感染するとカリエスリスク(ムシ歯になる危険性)が高くなり、このままでは一生ムシ歯になりやすくなってしまいます。

 

6才臼歯の萠出前後のポイント

6歳臼歯は乳歯の奥に生えてくる最初の永久歯です。歯ブラシが届きにくく,歯垢(しこう:プラーク)がたまりやすくなります。
また耐酸性に劣り(石灰化がまだ十分できていないので)ムシ歯に非常になり易い時期です。
また形態的にも溝が深く複雑なので早くムシ歯になるのです。
6歳臼歯のむし歯予防には専門家の定期的(1年に3~4回)な管理と、家庭において確実な歯ブラシが必要です。また,フッ素入りの歯磨材剤を正しく使用してください。
カリエスリスクの高い場合や異常に歯の溝が深く複雑な場合には予防的に蓋をする処置(専門的用語:シーラント処置)をおすすめ致します。

 

奥歯が永久歯に生え変わる時期でのポイント

生えはじめの永久歯(幼弱永久歯)は石灰化が弱い(大人の歯に比べて約70%の硬さ)のでフッ素塗布の効果が大きいと考えられます。
歯並びのチェックもこの時期は受けてください。
永久歯が全部生えそろうのは12歳前後です。

 

痛くない治療を心がけています

小児歯科ではお子様になるべく痛い思いをさせないことが重要と考えています。
お子様が歯の治療で痛い経験をすると生涯「歯医者嫌い」になってしまい、大人になってからも、歯や口に問題が起きた時に重症化するまで放置するようになってしまうからです。

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